12.9.11

Charity Concert for Tsunami Orphans

先週末の土曜日、Kingston(Surrey州)で開かれたチャリティ・コンサート
『Charity Concert for Tsunami Orphans/津波で親を亡くした子供たちへの
コンサート』へ行ってきました。
大震災から昨日9月11日で、ちょうど6ヶ月。その前日に開かれた
このコンサートの会場は、Rose Theatre内にあるカフェ。アキがおとなしく
していられるか分からなかったので、演奏者から一番離れた
テーブル席に座り、2人で軽めのランチを取りながら楽しんできました。

演奏者はGina Watsonさん(ソプラノ)、Seb Pipeさん(アルト・サックス)、
Kinuko Rogeon-Pipeさん(ピアノ)。曲目はミュージカル曲、オペラアリア、
日本歌曲など。
日本歌曲の中からは、『さくら さくら』と『ふるさと』の2曲。『ふるさと』の
前には、観客も参加できるようにと、ローマ字表記の歌詞が書かれた
紙が配られ、3番目を国籍問わずみんなで合唱。私も一緒に歌いましたが、
ん~、いろんなことが頭に浮かんでは消え、目頭が熱くなったり。
単なる年のせい?
ピアニストのKinukoさんとサックス奏者のSebさんはご夫婦で、今日は
まだ生後5週目の赤ちゃんを連れての開催でした。Kinukoさんは
この辺りで頻繁にリサイタルをされているようです。(ウェブサイトが
あるのかもしれませんが、見つかりません...。)
カフェの奥では、アーティストの方が、コーヒー片手に壁に作品をペイント中。
でも演奏中は椅子に座って鑑賞したりと、ゆったりおおらかな時間が流れてました。
アキは一時もじっとしていることはなく、何度も冷や冷やさせられましたが、
演奏が終わるたびに起こる拍手を、自分も真似したりしていました。
どんなに小規模のコンサートでも、生演奏はやはり素敵。クラシックは
心を豊かにしてくれます。

会場に到着する前は、多くの人たちで賑わっているんだろうなと思いながら
向かったのですが、写真に見て取れる通り閑散としていました。世の中は
この惨事を忘れてしまった訳ではないかもしれないけれど、このことに
思いを寄せる時間は、日が経つにつれて短くなっていっているのが現実。
それでも過去のこととして語るにはまだ早過ぎるし、このコンサートの趣旨
である、『あしなが育英会・レインボーハウスの建設』に少しでも力に
なるべく、本当にわずかですが寄付をして、会場を後にしました。
外に出ると、怪しい雲。しばらく雨宿りした後、アキのfancy dress party
(仮装パーティ)用の衣装を求め、モールへと向かいました。

改めて、この地震と津波の犠牲となられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、
被災地の一日も早い復興と、被災者の方の心に平安な日々が戻ってきますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿